コンタクトレンズ

コンタクトレンズ

コンタクトレンズソフトレンズ)は異物感もなく、風ほこりに強く良く見える。という利点はありますが、大きな欠点が隠れています。
◆欠点1
非常に目が乾き易いこと(ドライアイ
重症例は目に張り付いて取れなくなることがあります。このような状態でコンタクトレンズの装用を続けると眼球が変形したり、キズが付いたりして視力の低下を引き起こします。
軽い場合は乾燥感や異物感ですむ場合が多いですが、生活環境によって重症例と同様になります。
対策としてはソフトコンタクトレンズの素材を乾きにくい新素材にするか、素材の中に保湿成分の含まれているものを選ぶ、または点眼薬(保湿剤)を併用するなどの工夫が必要になります。
◆欠点2
強力なソフトコンタクトレンズ洗浄消毒液を使わないとレンズが汚染され角膜感染症リスクが増えること
一日で使い捨てにするレンズは問題ありませんが、コストのことを考えて2週間交換レンズを選ぶことが多くなってきています。
最近国民生活センタ-の独自調査で消毒力の不充分なソフトコンタクトレンズ洗浄液が多数出回っていることが判明し、全国の新聞社がこれを取り上げました。
消毒力の強さは一般には知らされておらず、あいまいで国からの監査指導もありません。また製品にも詳しく表記されていません。
消毒力の不充分な洗浄消毒液を使うと角膜感染症になり治療が遅れると視力低下もしくは失明状態にもなるリスクが増えることになります。
これらの欠点を鑑みて当院では乾きにくい新素材のソフトコンタクトレンズの採用や角膜感染症を起こす病原体をほぼ確実に処理できるソフトコンタクトレンズの洗浄消毒液の紹介と正しい洗浄消毒法をお教えしています。

ソフトコンタクトレンズの種類

  • 1.単焦点レンズ(老視のない人に使います)
    • 球面レンズ 一般的なレンズ
      乱視矯正レンズ トーリックレンズといい球面レンズでは充分見えない人の矯正用に使います。
  • 2.遠近両用レンズ(老視のある人に使います)
    • 球面レンズのみで老視の強さにより3段階選べます。
  • 3.カラーレンズ
    • 市場ではレンズの表面に印刷しているような粗悪品も販売されているようです。インクが溶け出して目に障害を与えます。洗浄も出来ません。非常に危険なレンズといえます。
      当院ではレンズの内部にインクを封じ込めていて、外に漏れ出さない信用あるメーカーのみを採用しています。