安心・安全な日帰り手術で、クリアな視界を
白内障は、加齢などにより眼の水晶体が濁り、視力が低下する病気です。視界がかすむ、まぶしく感じる、物が二重に見えるなどの症状が現れます。進行すると日常生活に支障をきたすため、手術による治療が一般的です。
当院では、患者様の負担を軽減するため、日帰りでの白内障手術を行っております。手術時間は約5~10分で、点眼麻酔を使用し、痛みはほとんどありません。
手術の流れ
- 1. 術前検査:視力検査、眼圧検査、眼底検査などを行い、眼の状態を詳しく調べます。
- 2. 手術当日(土曜日):点眼麻酔後、濁った水晶体を超音波で砕いて取り除き、人工の眼内レンズを挿入します。
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3. 術後のケア:
- 翌日(日曜日):診察を行い、眼帯を外して保護メガネを装着します。
- 術後1週間以内:再度診察を行い、経過を確認します。
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術後の生活:
- 保護メガネ:術後1週間は、就寝時を含めて保護メガネの着用をお願いします。
- シャワー:首から下のシャワーは術後翌日から可能ですが、洗顔・洗髪は制限があります。
- 仕事復帰:デスクワークなどの軽作業であれば、術後翌日から復帰可能です。重労働や埃の多い環境での作業は、術後1週間程度控えてください。
専属麻酔科医によるサポート
当院では、専属の麻酔科医が手術に対応しております。患者様の安全を最優先に考え、安心して手術を受けていただける体制を整えております。
単焦点眼内レンズ(健康保険適用):手術費用は健康保険が適用され、自己負担割合に応じて費用が決まります。例えば、1割負担の方で片眼約15,000円となります。
多焦点眼内レンズ(選定療養):多焦点眼内レンズを選択された場合、レンズ代は保険適用外となり、追加費用が発生します。レンズの種類や医療機関によって異なりますが、約50万円の自費負担が必要です。
生命保険や医療保険に加入されている場合、白内障手術が給付金の対象となることがあります。手術名は「水晶体再建術」や「眼内レンズ挿入術」などと記載されることが多く、保険会社によっては手術給付金が支給される場合があります。詳細はご加入の保険会社にお問い合わせください。